三才堂薬局 -漢方・免疫療法-

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抗体と重症化
2021年8月5日 17:25

新型コロナウイルスが流行してから何度も耳にする抗体と言う言葉。何となくイメージされていると思いますが、どのようなものなのでしょうか。

抗体は、病原体から身体を守る免疫の流れの中で最終兵器的な役割を果たしています。病原体にくっついて排除し、その病原体を記憶し次回からの侵入に備えます。(ワクチンの効用)

抗体は3つの系統に分けることができます。 ウイルスを殺したり細胞内への侵入を防ぐ善玉抗体である中和抗体、感染を促進させる悪玉抗体である感染増強抗体、感染に影響していないと言われている役なし抗体の3種です。

大阪大学の荒瀬氏は、新型コロナウイルス感染すると、中和抗体ばかりではなく、感染増強抗体が産生されることを発見し、重症患者ほど高い産生が認められるとしています。この悪玉抗体は、ウイルスの変異を引き起こし感染性を高めることや善玉抗体の作用を減弱させることも判明しています。

また、別の研究では、重症患者のリンパ節には、あるべきはずの胚中心(抗体を作る場合)ができていなかったことも判明しています。

重症化した患者さんは、抗体が作られないか悪玉抗体が多く作られているようです。重症化を防ぐためは、正しい免疫反応を導びくこと、特に免疫の司令塔である樹状細胞を中心とした免疫力強化が必要となります。

 

 

 

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