Ⅰ型アレルギー主体病
もうすぐ暖かい春ですね。外に出て、思いっきり体を動かしたくなりますが、花粉症の人にとっては一番つらい時期です。この時期を快適に過ごせるよう、お勧めの食材を紹介します。
人間の体は細菌や花粉など異物が入ってきたときに、それを排除する「免疫」という仕組みをもっています。ところが免疫が異常に働くと、アレルギー症状を引き起こすことがあります。つまり、外的刺激に過剰に反応している症状がアレルギーです。これには「気」の乱れが深く関係しています。くしゃみ、鼻水などは、外からの刺激を排除するための体の防御反応ですが、「気」が乱れると、これらの反応が過剰になり、アレルギー症状(花粉症)となります。「気」を補う食材を食べ、免疫力を整えましょう。
花粉症は、症状や体質によって2つのタイプに分けられます。
「冷えタイプ」
水っぽい鼻水、くしゃみ、寒気、鼻、目のかゆみのあるタイプ: このタイプの人は、体を冷やす生ものや冷たいもの、刺激の強いたべものは避けましょう。お勧めの食材は、しょうが、ねぎ、しそ、玉ねぎです。
「熱タイプ」
粘り気のある鼻水、鼻やのど、目がかゆい、痛い、目が赤く腫れ熱感がある、目やに、鼻くそがあるタイプ: このタイプの人は、熱を取る食材をとりましょう。ミント、菊花、ごぼう、かんきつ類がお勧めです。
また、目の機能は肝血により養われます。肝血が不足すると、目がかすんだり、しょぼしょぼ感、視力低下、ドライアイが起こりやすくなります。ニンジン、ピーマン、ブルーベリーを食事に取り入れて、肝血を養いましょう。
<よく使われる漢方薬(中成薬)>
冷えタイプ:小青竜湯、衛益顆粒、麻黄附子細辛湯、葛根湯加川芎辛夷など
熱タイプ :洗肝明目湯、涼解楽、越婢加朮湯、瀉火利湿など
< 宜しければ御参照を >
健康相談のⅠ型アレルギー主体病の「アレルギー性鼻炎:衛気について」
三才堂薬局 -漢方・免疫療法-|Ⅰ型アレルギー主体病の疾患 (sansaidou.com)