三才堂薬局 -漢方・免疫療法-

ガン

がんの基礎知識(生活習慣病として)
2019年7月4日 15:51

<がんは生活習慣病。これまでの生活習慣が発がんを助長していたことを認識する。>

 

元来、人間が持っているがん遺伝子(それと拮抗するがん抑制遺伝子もある)。その眠っているがん遺伝子をめざめさせ、正常細胞から異形細胞、がん細胞へと変化させる大きな要因は生活習慣です。時々、医師から「術後は元の生活に戻っていいですよ」と言われたましたと患者さんから聞くことがありますが、これまでの生活をおくる中でがんになってしまったことを考えれば、生活の中での反省点を見つけ改善をはかるべきであるということが分かると思います。極端に熱い・辛い食事、お酒、タバコ、偏食(動物性たんぱく質・脂肪の取り過ぎ)、夜型生活など心当たりがあれば要注意です。

 

もう一つ大きな要因は、こころの問題。ストレスからくる心の乱れは免疫を下げます。特に、がん患者はストレス負荷が増大すると病状が悪化する傾向にあり、逆にゆったり穏やかでプラス思考、感謝で生きられるようになると良くなっていく方も少なくありません。

 

そして根本原因は免疫力の低下です。毎日5000~10000個ほどのがんの予備細胞が生まれては、免疫細胞により排除されています。ところが、先に述べました心・食生活・ライフスタイルの乱れは、免疫力を低下させてしまいます。がんパトロールの免疫細胞として知られているNK細胞は、エンドルフィンレセプターという受容体を持ち、楽しい・笑うと放出されるエンドルフィンをキャッチして活性化されます。“笑うと免疫が上がる”理由です。

がんになってしまったら、応急処置とメインの治療は医師にお任せするとしても、自分が出来る事やるべき事を実行することは、根本治療においてとても大切で重要なことです。がんになったことで「心が健康になった」「家族が仲良くなった」「仕事に充実感が持てるようになった」などと言われる方もいらっしゃいます。“自分の免疫力の引き出し方”の詳細は相談の中でお伝えしていますので、お声がけください。

 

 

 

 

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