三才堂薬局 -漢方・免疫療法-

ガン

がんトピックス NO2
2019年12月24日 12:43

2019年10月7日 日経記事。がん免疫薬は劇的に効く場合もあるが、効果がでるのは2~3割といわれる。一部の患者では重い副作用がでる。薬代は年間約1000万にもなる。こうした負担を減らすため、事前に効果を予測して利用を絞り込む技術が求められている。血液中の抗体などの物質を目印にする研究が潮流になりつつある。

 

2019年10月14日 日経記事。聖マリアンナ医科大学病院では7月、胃がん患者がスマホアプリで日々の体調や治療薬の副作用を報告する試みを始めた。免疫チェックポイント阻害薬の登場で、医師が経験したことのない副作用に直面したり、見過ごしたりするリスクが高まった。患者が症状を忘れたり、記録が面倒でやめたりしやすく、情報を集める医療側の負担も大きかった。スマホアプリは記録しやすく医療者も手軽に確認できる。

 

<コメント>オプジーボなどのガン免疫薬(免疫チェックポイント阻害剤)は、ガン細胞攻撃の主役となるキラーT細胞を活性化し効果を現わします。一方、キラーT細胞の暴走による自己細胞の攻撃は、自己免疫疾患様の症状や重篤な感染症などの副作用が見られるため、効果の予測や副作用の早期発見が重要とされています。

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