ブログ
近年は、猛暑・酷暑で体調を崩す方が増加しています。注意喚起されている熱中症だけではなく、免疫の低下は見逃されがちですので、今回は「暑さ→免疫低下→ガン免疫の働きが鈍る」の流れでお伝えします。また、暑さと免疫の関係を漢方の視点でもわかりやすく解説いたします。
1、暑さがストレスとなり自律神経を乱す
暑さから身体を守るため、体温調節(体温を下げる)をしようと自律神経が頑張り続ける。発汗、血流調整、水分代謝が過剰に働く結果、疲れが蓄積します。
体内にこもった昼の熱が夜になっても冷まされず、その熱が寝苦さの原因となって睡眠の質を悪くします。それにより疲労を翌日まで持ち越し、ついには疲労が蓄積してきます。
疲れは、エネルギー消耗状態であるため、漢方では「気虚」が絡んでいると考えます。
2、暑さで免疫が低下する理由
・自律神経の乱れは、免疫細胞(リンパ球)の数・働きに影響します。特にガン細胞を監視するパトロール役と言われる「NK細胞」に悪影響を及ぼします。
・食欲低下により栄養(タンパク質・ミネラルなど)が不足すると、免疫細胞が十分に作られなかったり、働きが悪くなります。
・軟便・下痢が続くと、免疫の中心となる腸の免疫が弱くなります。
・水分不足は、血流を悪化させ、免疫細胞が働きにくくします。
・胃腸の疲れは、栄養不足や慢性炎症を長引かせることにつながり、免疫を疲弊させます。
3、暑さによる免疫低下を防ぐ生活養生
①胃腸は「気」をつくる大切なところ。水分補給も一度に大量に摂らないこと、冷たい飲食物を控えることで、胃腸を守りながら脱水症を予防できます。
②強い日差しのある時間帯の外出は、自律神経を乱れさせ、「気」を消耗させます。外出は夕方にしたり、室内では冷房を上手に活用しましょう。
③冷房は知らないうちに身体を冷やしてしまいます。夏でも早い時間帯に湯舟入ったり、冷房の効いた部屋で運動をして、血流を良くしておきましょう。
④睡眠の質は身体の修復において重要です。①②③をすることで、疲れを翌日まで持ち越さず免疫も維持できます。如何に夜に向けてクールダウンできるかで睡眠の質が決まります。
4、免疫が落ちやすい季節だからこそ...
暑さによる免疫低下はガン免疫にも影響します。
夏から秋にかけての時期は、特に注意の必要ですので、疲れが溜まるまえに早め早めのケアをしていただきたいと思います。
漢方は体質改善と季節の養生に強みをもっています。個々の体質によって、養生法も更に細かくお伝えできることがあります。 “疲れが溜まってきた”と思ったら、お早めにご相談ください。







