ブログ
効率の良いタンパク質補給を!
2022年8月15日 18:19
肉や魚に豊富なタンパク質。身体を作る大切な栄養素ですから積極的に食べて欲しいものなのですが、一方で胃にもたれたり(消化されにくい)、腸を汚す(炎症をおこす)ため、敬遠され不足しやすい栄養素とも言われています。
また、タンパク質は十分に取れているという人でも、タンパク質が消化分解されてアミノ酸に合成される過程がスムーズに進まなければ、結果的にアミノ酸(からだを作る原料)不足になります。それでは、タンパク質不足を解消するためには、どうしたら良いのでしょうか。
<効率良くタンパク質を補給するために気をつけること>
胃の消化力低下を防ぐ(低胃酸や胃酸不足にならない)
1.胃酸を抑える薬を漫然と服用しない。
2.ピロリの除菌、萎縮性胃炎の治療をする。
3.冷たい飲食物を取り過ぎない。
4.足を動かす(散歩・速歩)、腹筋を刺激する。
5.睡眠不足を避ける。
腸を汚さない(炎症をおこさない)
タンパク質の多い食材(魚・肉)は、脂肪(油)も多く含むため油の質に注意しましょう。炎症をおこすスイッチとなるオメガ6系脂肪酸とその炎症を抑えるオメガ3系脂肪酸のバランスが大切です。肉ばかり食べていると腸に炎症がおこり栄養素の吸収障害がおこり、精神面だけではなく皮膚・粘膜のトラブルや循環器系のトラブルに繋がることがありますので、魚を意識して食材として取り入れると良いでしょう。
生活習慣を改善してもタンパク質不足が改善しない人(高齢者に多い)は、分解過程の影響を受けずにそのまま身体の原材料として利用できるアミノ酸製剤もお薦めです。