ブログ
ワクチン接種
2021年5月31日 17:57
最近ワクチン接種の事で相談を受けることが多くなりました。
皆さん気になることは副反応の事。高熱が出ないか心配ですと言う人が大半です。
押さえて頂きたいことは、副反応には2種類あるということ。
1つは、抗体を作る過程で起こっても仕方がない反応、悪い反応ではないもの、例えば接種した場所の痛みや腫れ、倦怠感、発熱もその中に入ります。もう1つは、体にとって悪い反応、製剤特有の予期せぬ反応、アレルギーや血栓症などがあげられます。
免疫が異物(ワクチン)に反応している証拠が発熱反応ですから、必要以上に怖がらなくても良いと思います。
因みに、ワクチン接種1回目は免疫細胞が初めての異物を認識する段階、2回目は免疫が素早く反応する訓練の段階、その後少しずつ抗体量も増えて免疫の記憶力が働いてきます。免疫の反応が強いほど免疫記憶も強くなりますので、発熱は返って良い反応だと思って頂いても良いと思います。