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睡眠・西洋医学編
2024年5月1日 14:58

睡眠の役割は、心身の疲れを取ることです。日中に活発に活動してきた脳や身体を休め、寝ている間に身体をメンテナンスすることで明日の活力を生み出します。夜は休むだけの時間ではなく、夜にも重要な身体の活動・仕事があります。

 

睡眠を調節しているもの

睡眠をコントロールしているものは、3つの機構が関与していると言われています。

体内時計(サーカディアンリズム)によるもの。 →  朝に目覚め、太陽の日を浴びることで体内時計の遺伝子がリセットされ、睡眠ホルモンである「メラトニン」の分泌が止まります。そして約15時間後には再びメラトニンの分泌が高まり睡眠を導きます。

脳の疲労によるもの。 →  睡眠不足が続いたり、長時間起きて寝てない状態になると脳の機能は低下してきます。脳の疲労を回復させようとして眠気がおこります。

覚醒作用の増強によるもの。 → 覚醒と睡眠は、お互いに抑制的に働きます。不安・緊張・怒りなど交感神経が活発になると、入眠が困難になります。

睡眠の役割とは

睡眠の役割は、主に2つに分けることができます。(分類の仕方で異なりますが…)

一つ目は脳自身の機能回復、もう一つは全身の機能回復の役割です。

< 脳 >

1.脳を使うと神経活動が活発化し炎症がおこります。それにより様々な老廃物が生まれますが、これらは脳脊髄液にゴミとして排泄されています。この老廃物排泄は特に睡眠中におこなわれるため、睡眠が不足すると脳のデトックスができなくなり、脳疲労や認知症のリスクを高めてしまいます。

2.記憶の定着も睡眠中におこなわれます。深い睡眠とされるノンレム睡眠時におこなわれ、睡眠サイクルの最初のノンレム睡眠時は特に深い睡眠状態であるため、寝入りから90分が重要です。

< 全身 >

1.睡眠中には様々なホルモンの活動が盛んになります。睡眠中の前半の時間帯は、内臓・皮膚・骨・筋肉などを修復し疲労回復へと導く成長ホルモンが、後半の時間帯は抗炎症作用のコルチゾールが分泌されます。その他にも食欲に関係するグレリン、甲状腺ホルモン、女性ホルモンなども、睡眠不足による影響が大きいと言われています。

2.「睡眠ホルモン」のメラトニンはガンや感染症の排除に働く免疫細胞のT細胞を増やす作用があるため、睡眠不足になると免疫力が低下します。

まとめ

睡眠は、脳や全身の機能を維持するための大切な時間です。そして、寝入りの時間から最初の90分は、成長ホルモンの働きや記憶定着の働きにとって特に重要な時間帯になります。睡眠不足にならないこと、更には熟睡感のある質の良い睡眠がとれるようになることを目指しましょう。「疲れすぎて寝付けない」「寝てはいるが夢ばかり見ている」など熟睡感がない方は、漢方薬で体調を整えると良い睡眠へと導くことができます。

 

 

 

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